普段は食いしん坊と思えるぐらいなのに、仕事に疲れて、アテの算段などできません。でも、日本酒が飲みたい!それもおいしい日本酒が飲みたいんだぁ~と心の叫びを上げているあなたに、ワンオペデーを楽しむためのアテ・セレクトをご案内させていただきます。
Even though you may think of yourself as a big eater, you’re so tired from work that you can’t even think about what to eat. But you want to drink sake! And you want to drink delicious sake! If this is what you’re screaming at, we’ll show you some “ATE” to enjoy on your solo working days.
どんなアテにすれば良いのかと、考えるためのヒント
ここで覚えて置いていただきたいことをお伝えしておきますね。下記でご案内する際に出て来る「酸」とは「有機酸」を指します。ですので、「すっぱい」ということではありません。その点をご留意ください。詳しくは株式会社ビッグバイオ社のコンテンツをご覧ください。
簡単便利で済ますならミニトマトが抜群
ヤオコーのトマト売り場は実にカラフルです。その中でもミニトマトがおススメ!
その理由は、1)トマトにはグルタミン酸だけでなく、グアニル酸も含まれていることから、旨味成分が多く、甘め、酸の利いた日本酒との相性が抜群。2)手頃なサイズであるために、食べきることができる。3)値段がお手頃、ということ。
簡単に洗うことで済ませられますから、ミニトマトを買ってきてみてください。
レンジでチン!それで楽しめるものでもOK
いわゆる、厨房は使えませんが、電子レンジは使えます。ですので、レンジでチン!というだけであれば、こんな商品も良いかも知れません。ただ、辛いものは日本酒には合わないために、火鍋ではないですが、唐辛子バリバリのものは避けた方が良いでしょう。そこでご留意いただきたいことは、お皿を移し替えること。食品衛生上の原因特定がしづらくなってしまうようなことはご容赦ください。ですので、売られている状態で、電子レンジから出したものを召し上がっていただくことになります。
やっぱり肉でしょ、肉、にく、ニク!
日本酒と言ったら刺身でしょ?!という偉大な勘違い
あなたは右と左と、どちらを選びますか?コストで選ぶと右になると思います。しかし、日本酒との相性で選ぶのならば左がおススメ。その理由は「脂質」の量にあります。日本酒が相性の良さを放つのは、脂質が多く含まれている素材です。旨味成分につながる、感じさせるものが脂質なんです。そして、もうひとつの欠点があります。それは味が醤油味になってしまうこと。ですので、できれば塩をつけて召し上がるぐらいの刺身が良いかと思いますし、醤油で食べるのであれば付ける量の手加減をお忘れなく。
偉大なる勘違い第2弾は、お漬物
お漬物を買うのであれば、ぬか漬け、粕漬けをおススメしますが、程良い感じで売られていないというのが現状のようです。ぬか漬けパックがあれば、買うべき一品かも知れません。
生ハムを買うのなら値段に糸目をつけないことがベター
生ハムのポイントは塩味と肉の味です。安いものには安いなりの理由があります。ですので、安物買いの銭失いにならないようにするには、一番安いものから2番目のものを選ぶことをおススメします。ですので、上記の場合、食べ付けていれば別ですが、そうでなければ右側のものがおススメということになります。もちろん、召し上がるのはあなたですから、あなたの裁量でお選びいただけば良いだけのこと。選び慣れていなければ、このアドバイスは大いに有効です。
日本酒との相性ナンバーワンはパイナップル?!
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ですので、熟し頃を見越してカットフルーツにしたパイナップルが一番のお勧めです。但し、いわゆる「辛口」とは合いづらいので、その点はご留意ください。
さまざまな酸の旨味が楽しめる盛り合わせ?!
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が、クリームは貴醸酒とか、古酒とか、相性の良い日本酒が限定的になります。盛り合わせをお買い求めになるのであれば、パイナップルをお勧めします
フルーツの王様にも弱点があります
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つまり、食べてみないと判らない「フルーツギャンブル」なんです。ですので、それでも私はメロンが好き!というのであれば、デザート感覚でお買い求めになっても良いかも知れません。
甘い日本酒がお好きなら真価を発揮します
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そこに「あっさりとした飲み口」という条件が加わると酸の働き方が鍵になります。
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つまり、単に甘いだけのお酒というのは当店には殆どありませんが、「甘い」という形容詞は人それぞれですから、あなたが召し上がってみないと判らない。ただ、包み込まれるような甘さに出遭いたいというのであれば、この手合いのアテはお勧めです。
サラダの鍵を握るのはドレッシングです
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野菜は野菜自体の味が地味であるために、それを食べやすくすることを目的にマヨネーズやドレッシングが別売になっています。野菜には甘みが少ないですから、酸味でいただくこととなります。
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一番のお勧めはマヨネーズですが、ドレッシングを選ぶとしたら、意外に中華がお勧めです。そうでなければ、甘味と酸味を持ち合わせているものをお選びください。
本当なら梅びしおが良いのですが…
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でも、持ち帰って家で召し上がるのであれば別です。ですので、ここでは梅肉を使って、旨味たっぷりのお豆腐をいただく、サラダのドレッシングに添えるなど、ちょっとした変化を楽しむ素材として使ってみてはいかがでしょうか、というご提案です。旨味が増えて、甘いお酒に相性の良さを発揮します。
南蛮酢で楽しむこともできる日本酒
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ですので、どのような素材を漬け込んでも、甘い日本酒は苦味を感じさせることになります。イヤな苦味ではなく、喉越しを良くする苦味。
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ただ、後味ですから、印象が苦味となります。その点をご理解いただき、楽しむことができるバイプレイヤーに梅肉があります。合わせることで楽しみが膨らむことでしょう。
練り物の王様?!竹輪はドレッシングでいただく
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ですが、前にご紹介したドレッシングを使ってみると、すり身の旨味をドレッシングが深味を増してくれます。私はわさび系のドレッシングが好きです。時に中華系というのも楽しめます。
侮れない日本のカニかま!
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色々なカニかまが出ていますが、どれを買っても間違いはないでしょう。ここに登場している「からしマヨネーズ」のカニかまであれば甘さ、辛さというバロメーターで語るのであれば守備範囲は相当広いと思います。お試しください。
速筋、遅筋のあの速筋ですか、ニッスイさん?!
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体に良さそうですね。でも、ここで取り上げたのはスケソウダラの旨味が気になってのこと。脂質があると面白いなあと思っていましたが、脂質は少なめ。ミニトマトと一緒にいただくと旨味が膨らむと思いますので、ぜひお試しください。
端物の昆布にだって旨味は十分あるんです
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通常は70gのパッケージが多いのですが、25gなら食べきりサイズかなと思ってご紹介。グルタミン酸たっぷりなのですが、味が濃いめですので、辛口好きの方にお勧めしたい一品です。つまり、旨味が増えるアテ。あなたもぜひこの機会にお試しください。
そのまま食べても、ドレッシング代わりにもなる
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ですので、甘口でも辛口でも掛かって来なさいという味わいを楽しませてくれます。ただ、残った塩昆布をどうするかをきちんと考えておく必要があります、為念。※減塩版もあります
味のバリエーションに驚かされるチーズ
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プロセスチーズですからひとつで良いんです。仲間内とお越しの際には一手あるなというところでしょうか、ご留意ください。
思わず笑ってしまう昭和の味が甦る?!
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これが日本酒と合うってご存知ないと思って挙げてみました。ベビースターラーメンは旨味の塊として作られています。辛口は艶やかな飲み口になり、甘口は甘さが膨らむ感じになります。
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どちらも後味はベビースターラーメンが勝りますので、日本酒本来の味が薄まってしまうことはご承知おきください。しかも、昭和感たっぷりになるなと思うのは、昭和時代にベビースターラーメンで育った所為なのかも知れません。
乾き物博物館かと思えるほどの品揃え?
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ただし、後味は似てしまいますので、あれこれ買い込まないことをお勧めします。多くて2品。そのぐらいにしておきましょうね。